こんにちは、こんばんわ。おかんです٩( ᐛ )و
「烏は主を選ばない」雪哉の母がどうやら北家の姫らしいですね。
一体誰なのでしょうか?
今はどうしているのでしょうか?
今回はそんなナゾ多き女性、雪哉の母について、解説していきたいと思います。
よかったら最後まで読んでいってくださいね( ´ ▽ ` )
【烏は主を選ばない】雪哉の母はどんな人?身分・性格について
雪哉の母は北家の二の姫、冬木(ふゆき)という女性。
北家当主である玄哉(げんや)の娘です。
病弱だったため、雪哉を産み落として亡くなってしまいました。
雪哉の母はどんな人?冬木はどんな身分の人か
そもそも北家当主は山内(やまうち)の北の地を治めている大貴族なんですが、、、
それがどれだけすごいのかというと、
【山内】
山神さまによって開かれたと伝えられる世界。この地をつかさどる族長一家が「宗家(そうけ)」、その長が「金烏(きんう)」である。
東・西・南・北の有力貴族の四家によって、東領・西領・南領・北領がそれぞれ治められている。
小説「烏は主を選ばない」用語解説より引用
私たちの感覚でいうと、歴史の教科書にのっちゃうような感じですかね。
北家当主ですと、政治でも大きな力を持っていました。
そんな北家のお姫様が雪哉のお母さんだったのですね。
確かに、アニメでは幼い頃の雪哉が大勢の宮烏(ミヤガラス)貴族たちに連れていかれそうになるシーンがありましたね。
お前たちには荷が重い!この子は私たちが引き取る!!
今の雪哉のお母さんである梓(あずさ)に言っていましたね。
初めて見た時は「失礼なマロどもだなぁ」と思っていましたが、←オイ
身分を聞くと確かに荷が重い^ – ^
雪哉の背後の政治的要素が大きすぎる!恐れ慄きますね。
それはさておき、雪哉のお母さん、冬木という女性はどんな女性なんでしょうか?
それについては原作の八咫烏シリーズ外伝の「ふゆきにおもう」に詳しく描かれています。
雪哉の母はどんな人?冬木の性格について
冬木は長くは生きられないと言われるほど病弱でした。
病弱ゆえの不自由さから、周りのものにはキツく当たっていたようです。
しかし、小さくて無垢なもの、幼いものにはとても優しく愛情深い一面を持っていました。
本好きで、一度読んだ本の内容は忘れない賢さと、兵法をもちいた盤上遊戯では大人を負かすほどの切れ者でした。
自身が短命と知っていたので、限られた時間の中で大切な人と過ごしたいという思いが強かったようです。
その反面、北家の娘だからと話を合わせてくるような人を嫌い、そんな人たちと過ごすことを時間のムダと言い切るほどの傲慢さもあったようです。
そんなクールな一面を持つ冬木ですが、、、。
恋をしちゃうと、茶色の広がるようなくせっ毛を気にしたり、顔を真っ赤にさせたりと可愛らしい一面を見せます。
そんな姿が愛らしかったりして、憎めない女性の印象でした( ^ω^ )
【烏は主を選ばない】雪哉の母はどんな人?冬木と梓の出会い
現在雪哉の母親である梓(あずさ)は、冬木に仕えていた侍女でした。
梓は北本家にあいさつに出向いたときに冬木に気に入られました。
梓7歳、冬木は13歳の時でした。
冬木は幼いながらも聡明な梓をとてもかわいがりました。
梓は冬木の良き理解者になり、病弱でキツイ性格の冬木にとって数少ない味方でした。
【烏は主を選ばない】雪哉の母はどんな人?冬木をとりまく三角関係
雪哉が垂氷の郷長家に引き取られたのは、生みの親である冬木と、当時側仕えであった梓、そして雪哉の父である雪正(ゆきまさ)との3人の関係がありました。
ま、まさかの3角関係!?一体どんな関係だったのか気になります!
詳しく見ていきましょう!!(´⊙ω⊙`)
梓が12歳、冬木が18歳の頃。
垂氷の郷長のあとつぎであった雪正に冬木は一目惚れ。
いち早く冬木の気持ちに気がついた梓は冬木の父である北家当主の玄哉に報告。
とんとん拍子で縁談が進み、冬木は雪正の正室となりました。
雪哉の母親である冬木は病弱で短命、子どもも出来ないと言われていました。
北家当主は「せめて好きな男の元へ嫁がせてやりたい」と雪正との縁談を進めました。
若い雪正にとって北家直系の姫である冬木を正妻に迎える事。
それは大きな後押しになり次期郷長の座につきました。
北家当主の娘を想う親心。冬木の雪正への恋心。
雪正の次期郷長になるための後押し。
皆の想いは違うようだけど、こんなにバラバラで大丈夫なのかな、、、。
しかし雪正が好きだったのは梓だったのです!!
後に、梓は雪正の側室になりました。
なかなかに気まずい関係のように思います、、、_:(´ཀ`」 ∠):
冬木と梓の関係は大丈夫なのでしょうか?
【烏は主人を選ばない】雪哉の母はどんな人?冬木と梓の絆
雪哉の母はどんな人?北家当主の思惑
雪正との幸せな日々を送ることであと1年、生きられるかどうかと言われていた冬木の寿命は、2年、3年と延びていきました。
しかし子を産むには弱々しく難しい。
雪正に申し訳なく思った北家当主は
このままでは垂氷の郷長に跡取りがいないままになってしまう!
雪正、側室を持たないか?
と声を掛け、家柄、性格ともに申し分のない梓が側室となりました。
幼い頃から冬木に仕えていた梓。北家当主夫妻はとても可愛がっていました。
しかし、梓が側室になった話は冬木は知らぬまま。
2人の間に雪馬(ゆきま)が生まれてから知りました。
北家当主夫婦は、梓には「冬木も側室になることを賛成している」と嘘をつき、冬木に会いたがっている梓を合わせないように根回しをしていました。
北家当主の気持ちもわかります。
親心ゆえ、北家当主としての立場ゆえ、そう判断をせざるを得なかったのでしょう。
病弱な冬木は大丈夫でしょうか?
雪哉の母はどんな人?冬木の思惑
当時の冬木の様子を周囲から聞いた雪哉はこう語っています。
幸せな病床にあった北家の姫は、激怒した。あるいはそれは悲憤だったのかもしれないが。いずれにしろ、彼女は無理をおして雪哉を生みー案の定、死んだのだ。産む前から、そうなると分かっていた。
だが、周囲の猛反対にも聞く耳を持たなかった母は、一度も雪哉を腕に抱く事なく、息を引き取ったのである。そして母をなくした雪哉は、梓によって、育てられた。
『烏は主を選ばない』p 336より抜粋
しかし、そこには冬木の思惑があったのです。
梓と冬木は姉妹同様に育ってきました。
梓の申し分のない素晴らしい性格を知っていた冬木。
ただ純粋に自分の子どもを生みたいという想いを梓に託したのでした。
梓なら雪哉を守ってくれると。
あえて梓と雪正を恨むような芝居を打って雪哉を命をかけて生み落としたのでした。
その直後、側室だった梓は雪正の正室になりました。
雪哉の知らぬ病弱ゆえの母の強い思い。
冬木と梓、2人の間にとても強い絆がないと大切な我が子を託す事なんてできません( ;~;)
冬木の思惑通りに、梓は我が子と変わらぬ愛情を雪哉に注ぎました。なんていい人なんだろう。。。
【烏は主を選ばない】雪哉の母はどんな人?ナゾ多き女性冬木について徹底解説・まとめ
雪哉は生みの母は冬木という北家当主の娘。
どんな女性だったかと言うと
- 体が病弱で、意地の悪い所があった
- 小さく無垢なものには優しい
- 読書が好き
- 盤上遊戯が得意
- 俯瞰的に物事を見る
- 明晰な頭脳を持っている
冬木と雪哉の育ての親である梓は主従関係だった。
- 父・雪正の正室が冬木、側室が梓だった←今は梓が正室
- 病弱な冬木は雪哉を生み落とし亡くなった
- 従者だった梓を信じ、雪哉を託した
雪哉は北家当主の直系の孫
この立場が、育ての母・梓と後取りの長男・雪馬の脅威になるため、
雪哉は「ぼんくら次男」として無能でいるふりを徹底しています。
頭脳明晰さは冬木から。
家族への愛情深さは梓から。
2人の母から、大切なものをしっかりと受け継いでいますね( ;∀;)
では、最後までご一読、ありがとうございました!・:*+.\(( °ω° ))/.:+
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